2013年7月8日

2度目のCAEN。

先週1週間、カーンに行ってきました。
Toulouseからは電車で総計10時間。
フランスの北西部のノルマンディー地方にある街。

カーンには、CCNという国立の振付センターがあり、
今年3月にフェスティバルにソロを呼んでもらった事もあって、2回目。

街中の看板。

















今回はCCNの常任振付家 Héla Fattoumi とEric Lamoureuxの2014年の新作の為のラボラトリーに呼んでもらいました。ラボラトリーとは、つまりは実験。
作品を創る初期段階を、彼らと既に仕事をしているダンサーさん達5人+オーディションで残った2人+私の計8人で4日間実験作業をしてきました。
ごろごろごろごろ、ばたばたばたばた…
8人中6人が男ということもあり、なかなか激しい4日間。
筋肉痛とアザと傷の耐えない日々でした。

一緒のアパートのダンサーちゃん達と毎日帰りに一杯。
FOR 筋肉リラックス。

















簡単に言うと、結果として私は今回の作品には参加しないという結果になりましたが、まぁそれもそれ。国立のカンパニーの大きなプロジェクトで初演は北欧というオプション付きだったので北欧行きたいなぁと思っていたのですが、スケジュールの問題と、何より今回の作品で彼らがやりたい事と私のダンスのスタイルがいまいち合わないというのが決定打。

自分のスタイルが決まっている訳ではないけど、やっぱり得意不得意があって、好きなダンス・そうでないダンスがあって、自分ならこうするっていう自我みたいのがあって、きっとするーっと上手く合わせられれば楽なんだろうなぁと思いつつ、頑固な自分。損なヤツ、と自ら思いながらも、正に不器用そのもの。

私のソロを見て、今回のプロジェクトに…と電話をくれたのだから本当にありがたいチャンスだった訳ですが、まぁやってみないと分からんもの。エラとエリックも、「あなたに踊って欲しい作品があるけど、今回のは違う気がする」と、正に彼らにとっても新作がどの方向にいくものなのかは、やってみないと分からんものだったんだなぁ、と実感しました。

とはいえ、新たなダンサーさん達に出会えた事、雰囲気の良い空気の中に居れた事、色々発見できたこと、いい1週間でした。

また新たなプロジェクト、振付家との出会いを願って、
めげずに頑張りまーーーす。