2018年12月2日

FLESH flesh flesh

あっという間ーに、今年もあと1ヶ月。
今シーズンはありがたいことに、9月から4月に向けてズダダダダーーーっと4つの作品のクリエイションが続く日々で、ここ数ヶ月、週ごとに違う作品のリハーサルをあっちにこっちに移動しながらしております。
そういえば、10月前半は日本でしたねー ほほへー

Datesのページににそれぞれの公演日等は載せましたが、
これがまた、4つとも全然違う作品。
踊り方も違うし、内容も違うし、作家の求めることもちがう。
それがとても面白いし、ダンサーとしては嬉しい限りの現状です。

先々週、ひとまずFranck Vigrouxの「Flesh」という作品が初演を迎えまーしたー
かれこれ2年くらい前から作り始めていた作品だったので、ホッ。
その合間にデュオの相棒が代わり、そしてさらにその代役もスタンバイ。
歴史を感じる作品になりました笑。
フランクとの作品は、これで3作目。
毎度ながら、映像作家のクルトの映像はほんとに凄いのですが、今回の作品はずっと彼が求めてる音楽と映像とダンスとの融合がうまくできてる作品になったのではないかなーと思われます。
こちら、トレーラー。是非。
そして、フランス語が読める方は、こちら評論も出てるようです。
https://www.journal-laterrasse.fr/flesh/

 


トレーラーを見る限り怖い作品ですが、現場はかなり陽気です笑。

待ち時間の多い現場の袖。梓、常に寝っころがる。
激写 by クルト。

初演後に劇場からもらったFLESH袋。喜ぶ大人。
























恒例のヒツジごっこ。
反対側の袖から、メェメェ呼んでくるセリーヌ。























てなわけで、この作品は1月の再演ツアーまでひと段落。
ここからは遂に自分の作品 < kara-da-kara > のクリエイションに突入でーすー
明日から既にテクニカル陣はトゥールーズ入り。
私も土曜にはトゥールーズ入り。
初演までの1ヶ月半、ほぼ丸っとアトリエ占領して作り込みです。
のひょーーーーってのと、ワクワクと。
自分にとってかなり大きな挑戦だな、と実感させられつつある現在ですが、
もうここまで来たら自分のやりたいことをやるしかないのです笑。

Théâtre Garonneの今シーズンプログラム。
首なし写真お気に入り。















せっかくだから、クリエイションの様子をマメに報告できたらいいかなーなんて思っておりますが、はて、そんな余裕をもてるか私。ほほほのへ
期待せずにお待ちください笑。

2018年9月23日

AMERICA

ぞぞんっ、9月。
も、もう残すは1週間。

夏のこと書きたいなー、と思いながら、もう秋だ。
こちらパリ、結構寒いここ数日です。

てな訳で、この夏。
やっとやっと、アメリカーーー ETATS-UNISーーー USAーーー へ。
行ってきました。
 
自作、AMERICA MAN



















30歳を過ぎて、同世代の友人たちの状況・環境の変化もあり、なかなか友達に会えなくなったなー、これからはもっと会えなくなるのかもなーと思う節もあり、「会いたい人には会いたい時に会っておく!」と思い始めた近頃。

近々アメリカには行きたいなぁと思っていたけど、
割と直前に「いくよーーーーー」と連絡したら空港まで迎えにきてくれた。

だれも誕生日じゃないけどね、
HAPPY BIRTHDAY。





















あっという間にカリフォルニア歴5年の彼女。
カリスマおしゃれガール、感情そのまま、たまにヤンキー、楽しいこと探す好き、計画好き、リストアップ好き、そしてごくまれに猟奇的、、、
と一言では説明できない、我がベストフレンド。

いやー、笑った笑った。喋った。泣いた笑。
そして、なにより写真をとりまくった。
総計1400枚、、、
写真好きおばさんたち、インスタ映え張り切った笑。

海に行き、


山に行き、













犬と遊び、
2匹に完全に無視される、指揮者。














古着・古物ハンターし、













あちこちのお店で遊び、


















アメリカンなものを食べ、
(わざわざ作った、食べ物シリーズ笑。)
ハンバーガー










ドーナツ









チキンウィング



































寝る。
タケウチ得意技、床寝。



















ラインとスカイプでは常々頻繁にやりとりしていたけれど、やっぱり生身の本人と"会う"っていうのはバーチャルな交信とは違うんだなぁと実感する時間でした。
毎日一緒にわいわいしてたのはもう10年も前なのに、変わらないことはあって、でもぞれぞれ進化はしていて。お互いにここから頑張らねばならん事いーーーっぱいだけど、< 今 > を見れてよかったな。本当に幸せな楽しき2週間だったもので、バイバイは寂しすぎた。もちろん泣いた笑。

ありがと、さよちゃん、おでんくん♡
ショッピングモール、マフィア笑。




















そーして、そこからぶいーーーーん、とニューヨークへも飛びまして。
(何気に5時間半の旅& 3時間の時差)

いつもビックリするニュースをぶち込んでくるこの方と、

















小学校の同級生でもあり、ダンサーとしてNYで踊るこの方と再会。














いやー、ここも楽しかった。
嬉しき時間だった。

長い間のあちこち放浪の末やっと自分の場を見つけたさとりちゃんと、
10年この街で自分の場を構築している志穂と、
いーろいろ話して、一緒に街を歩いて、
タイプとしても全然違う2人だからこそ全然違う街が見えた。
そして、こんな2人を惹きつける魅力のあるニューヨークに興味がワクワク。


















ベーグル狂になりかけた。















あまり長居できなかったのが残念だけど、
友達に会いに行ったら、新たなお友達もできたし、また近々遊びにゆこう。

なんだか夏の思い出書くのに、なーがーいブログになったけど、
人に会うってやっぱりいいな、大事だな、と思える夏に万歳です。

また来年の楽しい夏を目指してここから頑張りまーす。
近々今年踊る日程とか更新しまーす。
あ、そして、ちなみに来週からジャパンでーす。

またねーーーー、夏。



2018年7月7日

10年。

フランスに来て今年で丸っと10年。
そして、昨日は父が亡くなってから丸っと10年記念日でした。

弟から送られてきた、とんかつ写真。
我が家の"命日には本人が好きだったものを食べる" 習慣により、
弟はとんかつを食べたらしい。ちなみに私はカレーラーメン。


















あっという間だなーってのと、色々してきたなーってのの両方。

正直10年前のあの日は、メロンパンを食べたことと、祖母にキレたこと、幼馴染の家に電話したことくらいしか覚えてないのだけど、そこからの日々を考えると、いろんな人と出会ったし、いろんなところに行ったし、いろんな事をしてきた。
考えれば考えるほど、おーおーおーおーいろんな風景でてくるなーーー、と。
その風景たちを思い浮かべて、ニヤニヤ、うきうき、とぼとぼ、できる。
10年ってやっぱり、長いんだ。

そんな中、軽く30年の付き合いにはなるであろう< おじさんおばさんズ > が、
我が母と共にわいわいがやがやパリにやってきたこの6月。
眠い目こすりながらエッフェル塔のキラキラ待ち。














少なくとも年に1回は海外旅行をする!と、旅行先で病気になろうと、レンタカーのタイヤがパンクしようと、スリに遭おうとへこたれず旅行している彼ら。
案内・観光・買い物…と、同時期に自分のリハーサルもあったのでずーっと付き合ってたわけではないけれど、あれもこれもこれもあれも…と見たいもの・やりたいことがいっぱいある割にどーも動きが鈍い。
あーそっか、この人たちも10歳歳をとったんだ…!

って当たり前のことだけど、長い付き合いだからこそなのかもしれない、どこかで止まっている"その人"の記憶をなんとなーく"その人"の今にしてしまっていると気づく。それは父に関しても同じで、私の中での父の記憶は10年前のままで止まっているのに、なんとなーく周りをふらふらうろついてるような気がする"その人"は、そのままの姿で今の父として私の感覚の中にいる。

現実と非現実、記憶と想像。
なんだか難しいことになっちゃったけど、コレ最近考えたこと。

ふはー、言葉にするの難しかった。
(おじさんおばさんズ、コレを説明したいが為に歳をとったと言ってすまん。)

そして、このブログを書きながらびっくりするほど涙がぽろぽろ。
自分の中で<死>の記憶は、それほど哀しい記憶ではないと思っているけれど、
やっぱり誰かとの記憶を掘り起こす時の、哀しいでもなく苦しいでもなく心をぐわーっとされる感じは、一生説明できないだろな。
ヒトってスゴイ。

あっそうそう、数日前に踊った< emotional intelligence > は、なんとなーくそんな感じとのことが言いたい作品でもあるのかもしれない。自分にも分からない、説明できない感情はどうしてもあって、説明できなくても体や顔を通してどうしても表面にでる。そして、それを人は察知できるし、共有できるんじゃないかな、と。

モンペリエで撮ってもらった写真
ⒸAlain Scherer














あっちにこっちに、最近あったことと考えてたことを書いたけど、
こうやって日常に起こること、経験したことを考えて、関連づけて、おもしろいなーって思って、作品にして、踊って。
10年前からすると、こんなことして生きている…とびっくりのような、そうでもないような、そんな事をしながら生きている。でもそれが楽しいし、好きなのだし、たまにはきついけど面白いし、しっくりくる。
もう、こうとなったらここに辿りつけたことに感謝あるのみです。

きっと我が父には理解不能だったダンスの世界。
それでも「分からないなー」と言いながら、無駄に目立つ赤いポロシャツを着て、笑顔で舞台を見に来ては寝てたんだろうなー笑。

亡くなるよりはだいぶ前だけど、家族写真の一枚。
お得意の、赤いシャツ着用済。


2018年7月3日

モンペリエの夜。

暇…笑。

明日の公演の為に昨日からモンペリエに来ております。
自作自演のソロ作品のため、ひとり。
1日中リハーサルして、一応ゲネをやって写真撮ってもらって満足して、帰って来てシャワー浴びてご飯食べて、少し音楽手直しして、でもまだ21時。

ひーーーーーまーーーー
だけど、こんな時間もいいな、と思いブログを書き始めました。

今回は1年半ぶりの < emotional intelligence >。
この作品ずっと再演したいなーと思っていたのですが、なかなか場所が見つからず、今回なんとなーく応募したフェスティバルに呼んでいただけました。

実はフランス、意外とこういう若手にチャンスを与えてくれる場が多くない。
コンペティションみたいのもあまりないし、自主公演としてやるっていうのも主流ではなく、若手発掘の王道のルートに乗らないと(〇〇フェスティバルの〇〇さんに気に入られる…とか、有名カンパニーで踊って来たゴールデン経歴があるとか )、振付家として作品を発表するのはなかなか難しいのです。

そんな状況での、今回の招待は本当にありがたいチャンス。
なーのですが、問題はお客さんがくるか。平日の昼間ですけど…笑。
まぁでもMonpellier Danseという大きなフェスティバルと同時にやっているフェスティバルなので… あわよくば…のお客さん、来ーないーかなーーー
と、そんなことばっかり気になる公演前夜です笑。

あっ、そうだ。
自作といえば、、、
新作 < kara-da-kara / カラダカラ > がトゥールーズのThéâtre Garonneの来シーズンのプログラムにちゃっかりと入り込みました。ででんっ!
http://www.theatregaronne.com/spectacle/2018-2019/kara-da-kara
名だたる作家が立ち並ぶプログラムの中に、Azusa Takeuchi。
http://www.theatregaronne.com/saison
このプログラムを見て、急に恐怖を覚えました笑。
が、嬉しいし、楽しみだし、恐ろしいし、ワクワクです。

↑上で、若手にチャンスがない…とぶーぶー書きましたが、
今年はいろーんなところでチャンスを頂けています。
フランスに来て丸っと10年。
時と共に、いろーんな形で助けてくれる人々が周りにザクザク居てくれていることに感謝です。

来年1月!!!
トゥールーズ行ってみたいなぁと思ってたりする方々、是非遠方まで笑。

あーーーーあーあーあー、写真がない。
写真を載せるのがちょいとめんどくさい。
ので、この度写真なし。

また近々書きまーーーす。

2018年6月1日

Pages Blanches x Le blanc

ブログを書かずにいる間、
日本→バルセロナ→ペルピニャン→引越→中学校
(これだけだと、訳わかりませんが…笑。)
と、ぬーーーんと書くことが溜まりに溜まっておりますが、
ここはシンプルにバルセロナ!!!
から書こうかと。

というのも、バルセロナ関連でお知らせ・お見せしたいモノが… ふふふ。

まず、その1。
バルセロナで踊った動画ができました。
(5分ごとくらいに宣伝が入るのが欠点ですが、どうぞ〜)




今回バルセロナでの目的は、デザイナーの友人・アリスの展示 < Pages Blanches > とのコラボレーション。 この < Pages Blanches >  (白いページ=何も書かれていないページ ) は、彼女が選び抜いた質の違う真っ白な紙を使って作られたノートを、様々な分野のアーティストや研究者に渡し、それぞれが思い思いに使うというシンプルでいて幅の広いプロジェクト。



私もその中のひとりとして参加させてもらっていて、実は3月に日本でじょこぴーと作った作品はこのノートの企画と連携していたりもするのです。
これも色々書きたきことがあるけれど…

参考までに、、、
展示用に書いた説明文とちょろり写真;
今回私は、このノート”Pages Blanches” をクリエイションの道具として使うことにした。
ダンス作品をつくるとき、ダンサーも振付家もノートを使う。振付を言葉やデッサンで書き留めたり、感じた事・思った事を書き残したりする。自分なりの方法で、自分のために。
今回私が試したのは、振付家とダンサーでノートを共有すること。
やってほしいこと・やりたいことを相手に正確に伝える為に、書き残す。
伝える為の手段としてノートを使い、作品を作りあげていく。
3月に東京で初演した作品<えもーしょなる・いんてりじぇんす>の創作過程で、振付家・竹内とダンサー・城とのやりとりで使用しているノートを公開する。

私のノートの何ページか。


















とまぁ、こんな感じ。

でで、今回はその一環で踊ることに。
現地に着くまでは、ぜーんぜん違うことをやるつもりだったのだけど、着いて空間を見て、他の方々の展示されたノートを見て、チェーーーンジ!

私のソロ1作目でもある「Le blanc」を踊ってきました。

いやー、幸せな1週間だった。
朝ギャラリー開けて、スペイン特有のシエスタ時間(1pm-5pm)にリハーサルをし、5時には終わって海に行く。夜は美味しいものをたらふく食べて、ささっと寝る笑。

海の幸タパス+クララ(甘いビール)
そういえば、これ誕生日の夜。アリスと。















一週間滞在して、場所に合わせてじっくり作品を作り直していけたのも凄く良い時間でした。今回滞在したLa placeというギャラリーは、アーティストの滞在制作が可能なようにギャラリーの2階を居住空間にしている贅沢な空間。
ダンスに特化した空間ではないけれど、やっぱりその場に合わせて作品を作ることは、空間に左右されるダンス作品には大事なことなんだな、と実感しました。

そして勿論、パフォーマンスも面白かった。
上の動画は別日に撮影したもので、お客さんの感じが伝わりにくいかもしれないけれど、道ゆく人がわさわさ集まり、犬が吠え、みんなが写真を撮りまくる。劇場では味わえないドキドキと作品としての緊張感が、この作品にはぴったりだったのかな、と8年越しの嬉しい発見も。そしてやっぱり、踊りながら自分が誰だか分からなくなれるこの作品を踊るのは好きでした。

お客さんが撮ってくれた写真。


パフォーマンス後、ギャラリーオーナーからの嬉しいお花。





























それからそれから、お知らせ2。
今回呼んでくれたギャラリーオーナー・アンヌ フランスが凄く喜んでくれて、来週6月7日ギャラリーの5周年企画でパフォーマンスの動画をプロジェクションしてくれるようです。

6月7日(木) もしもバルセロナにいらっしゃったら、是非。


































それから、もう一つ。
すでに今日から始まっているのですが、アリスのプロジェクト< Pages Blanches >がパリで催されているLa biennale 1.618 に参加しています。いまいち、どういう催し物なのか分かってないのですが笑、お近くの方、是非。
6月1日〜3日 @ Carreau du temple
https://www.1618-paris.com/

思ったより、長くなったな。
書きたいこといっぱいあった。
一つのことがひとつで終わらないこの状況が凄く嬉しいな、と。
色んなつながりに感謝です。

33歳、頑張りどきです。はっははー



2018年3月26日

えもーしょなる・いんてりじぇんす@東京

帰ってきております、じゃぽん。
10年ぶりのさくら〜さくら〜、にぴったりです。

宣伝が遅くなりましたが、今週末東京で公演ありまーす。
ドドンッ。






















青山のスパイラルホールで行われる「ダンサロン」という企画に参加しております。いろーんな作品、いろーんなダンサーをざざっと一気に観れてしまいます。ダンスってなんだろなー、ダンサーってどんな人々だろかーと興味ある方々、飲み物片手にふらっといらしてください。

今回は自分は踊らず、監督?振付?ですが、会場にはおります。
"じょこぴー"こと、城くんのソロ作品。
日本に帰ってきてリハーサル重ねて面白くなってきておりますよー

< えもーしょなる・いんてりじぇんす >
振付:竹内 梓
ダンス:城 俊彦

2016年に創ったソロ < emotional intelligence > のアイディアをベースに、去年の夏からビデオ電話+創作ノートの共有という方法でリハーサルしてきた作品。
今回は10分という規定があるので、10分での公開です。

吠えるヒト。


ノートの1ページ目。


























表情と感情とカラダに着目したこの作品。
いつも冷静、あまり大きい感情の変化を見たことのないじょこぴーの、見たことのない顔やカラダをひとりワクワク見て笑っております。

本番どんなことになるかなー
実は自分が踊らない作品を創るのは初めてなーので、
お客さんの中で自分の作品を見るのがなによりドキドキです。

ふっふへーのへー
お花見散歩がてら、ぜーひーーーー

ダンサロン vol.5
3月31日(土) 18時START
http://www.spiral.co.jp/e_schedule/detail_2552.html

宇都宮集中リハ後の餃子+ビール


2018年3月9日

近々ジャパン。

かーなり飛び飛びなブログになってまいりましたが、
この通り元気です。へへ
やたら寒そうだけどね。マオ撮影。

















2月の半ばまでの濃厚なミリアムクリエイションと、
その合間を縫っての寒い中のカステルッチツアー&フランクツアーを、
( なかなかの失態を犯したモノで無事ではなかったこともあったけど、、、)
なんとかやり遂げ!!!、
ちょっと時間あるなー、ふふふーと思った側から予想通りの風邪を引き、
それでもヒトとは会いたい、
観たいものは観たい、となんやかんやワサワサし、
そして現在、やるやるーひまひまーと引き受けたこの春の2つのプロジェクトに頭を働かせねばと勝手に焦っております。

そーんな中、ブログ書ーこうっと思い立ったのは、
※ここからちょっと長いので、長いぜ!って方、だだだーっとお進みください笑
あるヒトが送ってくれたこの言葉。
 
書くことによって、人は考える。
自分の内面を言葉で深く正しく理解する。
そのことにより、納得のいく選択ができるようになり、
意志が芽生える。
(山田ズーニー)

今ちょうど「書いて伝える」ということをあるプロジェクトの中で試してみていることもあり、ずーーーん、と。
そして、頭がワサワサしているときは、「書く」というところまでたどり着かなくて、どうしても放置してしまう自分にも気づいて、ずーーーん、と。
ありがとう、淳子さん。

てなわけで、こうやって書きながら考えて、既に結構スッキリしています笑。
書いて、消して、考えて、修正して。
この単純な作業の中で自分の頭と心を行ったり来たりしながら、
自分にとっての的確な言葉を探して明確にする。消化する。

実はこのブログを書くのにびっくりするほど時間をかけることがあるのですが、
つまりそれだけ自分の考えを言葉にするのには時間がかかるし、
それ以前に自分の思っていることを把握するには時間がかかる。

ダンスっていう、言葉のいらないと言われる芸術を職業にしているけど、
やっぱり言葉は大事なのだなーと思う。
自分の為に使う言葉も、他人の為に使う言葉も大事にしたきものです。



てなわけで!!!!
て、ちょっとおかしいけど、やっと題名につながった笑。
近々日本に帰ります。

自分は躍らないけど、
ちょっと書いた <書いて伝えるプロジェクト> のパフォーマンスがあります。
詳細情報まだ出てないようなので、また書きます。
が、3月31日@東京 です。
私にとっても初の試み。

ダンサーは、この方笑。
ぜーーーーひーーーーー!作品は真面目だよ。
スカイプリハ中。たぶん休憩中。














2018年1月14日

めりー新年。

2017年最低月1更新の目標達成ならず、、、笑。

<めりーくりすます>も、
インドからやってきた素敵サンタ。


















<謹賀新年>も、
元日にそれらしい写真を撮ろうとやってみたよ、戌年。


















あっという間に過ぎてしまった。
ブログに載せようと思っていた写真は撮れていたのにワッタワタ。



この3週間は、2月半ばに初演予定のミリアム・グルフィンクの新作「EVAPORÉ」のクリエイションをしておりました。ミリアムのダンスは、これまでも別のカンパニーの作品での振付として何度か踊ってきている「超低速ダンス」なのですが、今回は念願の彼女の作品に初参加しています。

奥の深ーいこの超低速ダンス。そして、ミリアムの作品作り。
今回の作品のメンバーは、軽く15年くらい彼女と仕事を続けているダンサー3人、と4年目のダンサー1人、そして私の5人。
ふふっ、これだけでも恐ろしい状況だなーと思うのですが、結構ずぼーんと投げ込まれ、ぺーぺー竹内ぐっでぐで。でも楽しい。
正直まーだまだ分からないことがいっぱいありすぎる現状で、カンパニー内共通言語に「はて?」とキョロキョロすることも多いのですが、とにかく今理解できることを最大限理解してカラダに落とすという作業ができたらよいかな、と。そんなことを考えながらの新たな発見の日々に感謝です。
ま、実のところ頭とカラダのキャパオーバーで既に一度は爆発済みですがねー笑。
良い加減、強くなりたし。ははっ

通し稽古前の、舞踊譜確認タイム。


















2月半ば、パリ近郊のCergy Pontoiseで初演です。
ちょっぴり距離ありますが、RER圏内ですよ。是非。

EVAPORÉ/ Myriam Gourfink
13,14 février 2018 @L' Théâtre 95
chorégraphie; Myriam Gourfink
composition et vidéo; Kasper T. Toeplitz
musique; Didier Casamitjana
danse; Amandine Bajou, Carole Garriga, Deborah Lary,
Véronique Weil, Azusa Takeuchi
http://lapostrophe.net/cergy-pontoise/evapore


そーして、その前にもあれこれ、あちこち踊ります。
基本フランスの地方都市ですが…
お近くの方、是非。











Aucun Lieu/ Franck Vigroux
le 16 janvier 2018@LUX, Valence
http://www.lux-valence.com/calendrier/aucun-lieu/

2013年初演以来、かれこれいろんな都市で20回以上踊ってきた作品。
超低速のミリアム振付、爆音フランク、クールな映像クルトのミックス。














Democracy in America / Romeo Castellucci
18, 19 janvier @ Le Volcan, Le Havre
25, 26 janvier @ La filature, Mulhouse
7, 8 février @ Comédie de Reims, Reims

この間の秋のFestival d'automneで踊った作品のツアー
重たーい内容の演劇作品の中で、綺麗なダンスシーンに登場します。



てなわけで、年明け早々慌ただしい2018年。
今の時点では1年中ずーっと忙しいスケジュールって訳ではないけれど、
ひとまず目の前のものを目掛けてだだーっと駆け出し始めまーす。
今年もどこかで踊る姿を見てもらえることを願って。

いい色パリ。少し人の少ない年末。