2012年10月27日

création de "Aucun Lieu" à Avignon

只今Avignon、10日目。
私がダンサーとして参加する、
Franck Vigrouxの「Aucun Lieu」のクリエイション中です。

Franckはノイズをがんがんやる音楽家。
そのFranckが、ベルギー人映像作家のKurtの映像に惚れ込んでコラボレーションを企画したところから始まったこのプロジェクト。

初演は2013年11月とまだまだ先ですが、音楽・映像・照明・ダンスがぎゅっと一体化する様なそんなモノが見えてきています。

こちらリハの様子。
舞台上は何にもみえませんが…
映像にしても、音楽にしても、照明にしても、今はみんなパソコンなのです。
左から映像作家、音楽家、照明家のお兄さん3人














皆がハイテクソフトと格闘する中、私はとにかく超低速ダンスを研究中。
なんと、この作品の振付家としてMyriam Gourfinkが入ることになり、
私は彼女の振付でソロで踊ることに。

なんと言うラッキーなんだって自分でもビックリしましたが、
去年CDCでMyriamのテクニックを知ったのがきっかけで(参照)、
まさに会いたいと思っていた振付家だったのです。
どこでどう繋がるか分からないもんだな、と自分のラッキーに感謝します。

今回は初日だけしか一緒にワークできませんでしたが、
その後10日必死に毎日2時間のミリアム式トレーニングを続けて、こんな感じ。
宣伝写真。












彼女の代名詞でもある超低速ダンス。
体重と、床と、体の中の空間と…
1mmずつ体が移動していく感覚を再確認して、やっぱり凄いと実感しました。

彼女を知らない方、是非ココから彼女の作品覗いてみてください。

このLa chartreuseでの生活も残すは3日。
トヨタの時に頂いたトヨタカレーを食べて充電です。

















&ここの様子。
今日の朝の部屋の前の廊下。

中庭。










2012年10月21日

photos de KAMi

昨日更新したばかりですが…
7月のToyota Choreography Award での写真を入手したので、
2月に横浜で撮って頂いた写真と共にUPします。
少しですが、こんな作品です。

C'est les photos de ma pièce "KAMi" que j'ai présenté à Toyota Choreography Award en juillet , et à Yokohama Red Brick Warehouse en février.


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TOYOTA

ⓒ Jun Ishikawa

ⓒJun Ishikawa


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Yokohama

ⓒYoichi Tukada
ⓒYoichi Tukada
ⓒYoichi Tukada
ⓒYoichi Tukada

ⓒYoichi Tukada

ⓒYoichi Tukada

2012年10月20日

10月。

さて…
10月前半の石川勇太作品の第一弾クリエイションも無事終わり、
(写真はクリエイション中に何故かの記念撮影 with アントワンヌ君。)

18日からFranck Vigrouxとのクリエイションで2週間Avignonです。
自分の家より広い庭付きの素敵なお部屋を与えられ、何となくウキウキ。
音楽家、照明家、映像家のフランス人&ベルギー人の男3人の中に私、
という今まで経験した事のない現場ですが、マイペースに頑張ります。
(写真は私の部屋から見た庭。)


そういえば、先日マギー・マランの新作を見てきました。
実は彼女、私の住むToulouseの出身で、
長い間Lyon近郊のCCNに居たのですが、今年からToulouseに帰ってきたのです。
で、「Nocturnes」というToulouseで創った新作。
凄く単純な演出だけど、照明の使い方、舞台上の計画性、
2010年の作品「Salve」を見た時も思ったけど、やっぱり隙がない。
大御所はこういう事かと思わされるいい作品でした。

しかし問題は、その時のチケット。
invitationの上の名前… WAKO…
新作公演のあった週に、カンパニークラスに潜入させてもらって、
その関係でカンパニーのダンサーさんにチケットをお願いした所、WAKO…

Invitationにして頂けてとてもありがたいのですが、
電話で「名前なんだか分かんなくなっちゃったからWAKOにしたから」って。
確かにややこしい名前ですけど、何にも合ってない笑。

フランスに来てAZUSAという名前はホントに憶えてもらえない。
そして同じくTAKEUCHIも。
どうすれば憶えてもらえるのかなぁとしみじみ思った出来事でした笑。

さぁて、今日もぬーんと動いてきます。
クリエイションの様子、またアップします。

写真は、最近美味しい事が発覚したセップ茸と。


2012年10月7日

5年目。

帰ってきましたよ、フランスに。

29日の横浜での公演「十年十色」に来て頂いた皆様、ありがとうございました。
これはリハの時だけど、鈴木と竜ちゃんとパシャリ、パシャリ。
竜ちゃんには今回特別な役をお願いしました。
日芸で出会った2人。最終的にキュッとしまった作品をありがとーう。


今回は、横浜赤れんが倉庫のリニューアル10周年の企画。
この10年のYokohama Dance Collectionの受賞者達が勢揃いということで、
出演者もほんとに豪華。リハーサルで同じ出演者である三浦サンの作品を見ながら、ふと自分がその場に居る事が不思議だなぁ、そして幸せだなぁと実感させられました。

しかも、鈴木と。
何度か書いていますが、鈴木とは大学の同期。
ヨーロッパに修行にでたのも全く同じ日。
体格としてはデコボコながら、
性格上の共通点が多いせいか、ダンスの好みも似ていて、
今回の共同作を創るのにもあまり苦労せず…
毎回笑いの渦で、根の明るい、あっけらかんとした作品ができました。
拡大判での再演を目指します。
見ていない方、その時は是非いらしてください。

2008年12月。ヨーロッパでの生活3ヶ月目の鈴木・竹内。
若干ストレスでぷくぷく中 with 眼鏡。













そんな訳で、私のフランス生活も5年目。
帰ってきて翌日から石川勇太作品のクリエイションが始まっています。
どうやら今年は、自分の作品というよりダンサーとしての活動が多そう。
人に求められるというのも良い事です。
やってきたものを真剣に、地道にやって行けたらと思ってます。

ちょくちょくブログで報告できるよう頑張りまーす。