2022年1月31日

kara-da-kara@MCJP

あれ書こう、これ書こうと思いながら時が過ぎ、年も越して2022年。寅年。
去年はなんだかんだで夏から数ヶ月忙しく踊れて楽しかったなぁー 
まだまだコロナ禍まっしぐら、スリル満点の日々は続きそうですが、踊れる日々に感謝して今年も楽しいことがいっぱいありますようにー

年末年始は日本にイタヨ。即席鏡餅。








そんな寅年一発目は、自作のソロ<kara-da-kara>のパリ公演でした。
2020年3月Théâtre-Sénartでの公演当日に中止を言い渡されてから、ほぼ丸2年。やっとやっとの再演。

一緒に踊ってくれた電球たち。81個。














年末年始の日本での隔離中に首と腰が悲鳴をあげるし、本番2日前にまぶたの上謎のガサガサ&腫れるし、前日のゲネ中に膝をがきっとやってしまうし、え?厄年なの!?って思うくらいいろんなことがあってどうなることかと思いましたが、とにかく公演できてホッ。

公演自体も、本当にいい公演になりました。
特に2回目は、たぶん今までで一番良かったのではないかという< kara-da-kara>チーム意見。私的にもなかなか印象に残る回でした。

2回目の本番前。
置き去りにされた足。















なんなんだろうなー、あの差は。
いろんな要素がしゅっと集まった時に空気を変える力が働く感じというか、ひとつの動作で自分でも想像しなかった答えが出る瞬間というか。踊っていてそういうことを感じられる時がたまーにあるのだけど、2回目はまさにそういう回だったのです。そして、それが見てる側にも通じるっていうのを実感できたのも面白かった。

1回目のお客さんと"その感じ"が共有できなかったのは完全に私の力不足なのだけど、私の課題はソレをどうやったら毎回できるようになるのか、、、
なんとなく思ったのは、ブルースリーの「考えるな、感じろ」笑。
やっぱり最後はカラダにどこまで正直に、嘘をつかずに居れるか、、、うむ。
Mladenのいう「Processus!!!」(プロセス)ってのも同じことなんだろーなー

と、かなり抽象的な独り言になってすみません。
迷子になった方、無視してください。
お!っていう方、ヒントがあったら教えてください笑。
エッフェル塔もわからないって言ってる。


















なにはともあれ、楽しかったーーーーー
て、<楽しかった>って一言だけでは済まされない濃いい1週間だったけど、公演に向けてのストレスも、オミクロン祭のストレスも、プロとしての自分の足りなさも、踊ることの難しさも、いろーんなネガティブな面もぜーーーーんぶひっくるめても、自分にとって大事な時間になりました。

本当に、こんな機会を作ってくれたMCJPの皆さんには感謝あるのみ。
さすがの日本クオリティ対応で、何から何まで頼りに頼らせていただいてしまいました。ケータリングのお弁当とおにぎりも嬉しかったな笑。

救世主のMCJPのみなさんと、kara-da-karaチーム。
はしゃぐ私。















そしてもうひとつ、この時間を通して、この作品を再び踊ることを通して、
やっぱり自分の作品を作ることを続けよう、って思えたのも大きな気づきでした。

正直この<kara-da-kara>を作ってから、プロジェクトを立ち上げることの大変さと、作品を売ることの大変さを思い知って、まぁ< kara-da-kara >でやりたいことやったしなーと思ったりもしていたのですが、今回踊って、やっぱり自分の作品でしかできないこともあるな、と気づかされました。リハーサル、本番1回目、2回目と繰り返すうちに見えてきた踊り手としての課題もそうだし、作り手として自分がお客さんと共有したいことは、自分の方法でしか深く深く探せないのかもなぁと。

大変だけどね笑、がんばろーかねー 

今回で5冊目に突入した、カラダカラノート。
ムラダンにクリエイション始まる時に買ってもらった1冊目の
1ページ目はなんと、2016年3月!ほっほへー



















楽しかった1週間の代償で、昨日はすっかりベッドの住人でしたが、今週末はMendeという小さな街で森の住人になる予定。
ガタが来始めた身体に感謝しながら頑張ります。

ごろーさんに教えてもらった、今の私にぴったりの絵本。
ありがとう、膝さん。