2021年6月9日

再開。

こちらフランス、5月19日の文化施設、カフェ・レストランのテラス席の再開後、
みるみるうちに日常が戻ってきています。カフェのテラスには人がうじゃうじゃ。
私もちょうど5月19日から仕事がだだだーっと続いて、ここのところ久々に毎日スタジオ・劇場に通う日々でした。
長らくぼーっとしてた身体にはハードですが、嬉しいこっちゃ。

来週末は、2年前にパリで初演したMyriam Gourfinkの< Glissement d'infini > という4時間超低速で踊り続ける作品の再演です。
なんと初夏の南仏で、野外で踊ります。
Glissement d'infini @Festival Uzès
le 19 juin 2021 de 9h à 13h
https://www.lamaison-cdcn.fr/saison-2020-2021
先々週、5日間かけて4時間の内容の解読をしてリハーサルをしましたが、なんて作品だ、、、笑。初演の時よく3日連続で踊ったなーって感心してしまった。
リハーサル終りはもう廃人状態、、、笑。
はて、今回は野外で4時間どんな冒険できますかねー
もしもお近くの方いらっしゃったら、応援しにきてください笑。

そして先週は、今年9月に初演予定の作品< Forêt > の最後のレジデンス@ニーム。
さすがの南仏、太陽すごかった。














作品自体は既にほぼほぼ作り終えていたのですが、今回はダンス、照明、映像のそれぞれの代役チームに引き渡しの時間がメインでした。
何があっても公演ができるように、、、というボスの意向。贅沢、、、

そんな訳で、私も自分の振りを代役のダンサーに伝えるという初めての経験をしました。ちゃんと伝えられるかなーとちょっとドキドキしてましたが、伝える相手は普段から仲良くしてる日本人ダンサー・はるちゃんだったので私の言葉足らずな説明もするするっと消化してくれて「おっけー」とふたつ返事でやってくれてました笑。ありがたいこっちゃ。
伝えることで自分のしていることが明確になったし、共有することで問題点も解決できたし、あーこういう作業も面白いもんだなぁと実感。今まで基本的に自分で作って自分で踊ってることが多かったのでねー こういうのもいいもんだ。

だれかの話聞いてるはるちゃん。














そして、初めて客席から舞台上で踊るはるちゃんを見守った時は、なんの感情か分からないけど涙が出るかと思いました笑。できるかなーだいじょうぶかなー、ボスのOKでるかなーって緊張してたのもあるけど笑、なんだろー、自分が頭の中で描いていたダンスとか構図が目の前で再現されていることが嬉しかったのかなぁー 不思議な感覚だったな。
むかーしむかし、作品を作ることを始めた頃に自分の思い通りの照明プランが舞台上にできていた時にも同じような感情をもったなーってことを思い出したけど、自分にとってなにが嬉しいことなのか再認識する機会でもありました。
やっぱり何かを作るって面白い。

ソロ作品なのに大量の人々。
舞台上から見る、通し前のみんな。















だいぶ目が細くなる話になったけど笑、そんなこんなで、なーんだかんだ上手くいった1週間を経て、やっとやっとの初演は9月です。
4月にReimsで今回もNîmesで、関係者向けのプレゼンテーションはしたけれど、一般のお客さんがどんな反応をしてくれるのか楽しみじゃ。HPに年内の日程書いてありまーす。ご覧ください。こちら。

去年キャンセルになったものが今年に回っていたりなんだりで、あっちにこっちに飛び回る怒涛の秋になりそうではありますが、まぁこれも嬉しい限り。
まだまだどんなサプライズがあってもおかしくない状況ではあるけどねー どうか、このまま終息の方向に向かいますように、、、
お願い、、、