2021年5月7日

選ぶこと

あの時ああしておけば、って事って、みんなそれぞれあると思う。
いい方向にでも、悪い方向にでも、
一つの選択で人生変わってただろうなぁとか、
後から思うと分岐点だったようなことって皆ぽろぽろあるんじゃないかなー

近所で見つけた途中で分岐してるサクラ。



















急にどーしたって話ですが笑、思ったことがあったので書いてみます。

つい最近、もう気づけば10年近く前にオーディションを受けて、いいところまで行って、チャンスを逃したカンパニーの作品の動画配信を見た。
動画の中で踊っているダンサーの中には、その時一緒にオーディションを受けていた子たちも居て、懐かしいなぁ、なんだか遠い人々だなぁって眩しい目でみていたのだけれど、ふと、、、あの時このカンパニーに受かっていたら全然違うダンサー人生送ってただろうなぁってことが頭をよぎる。
よかったのか?悪かったのか?

正直なところ、最終オーディションの後のワークショップに行けなかったこと、無理くりにでも行く選択をしなかったこと、その他諸々それに付随すること笑、を私にしては珍しく長らく後悔していたのだけれど、はて今、動画の中で踊るダンサーズを見ながら <もしもの自分> を想像してみると、不思議なものでその自分にあまり魅力を感じられないことに気づく。
というか、もしそっちの道を進んでいたらあの仕事もこの仕事もできなかったのか、、、と、この数年してきた仕事をしなかったことを想像すると寂しいな、と。

これ、今の自分の形?笑 with母














今こんな風に思えるのは、今の自分の形にそれなりに満足していて、且つこれまでしてきた仕事が楽しかったからなのだと思うのだけれど、同時にあぁあの時の分かれ道は必然だったんだなとも思う。
あの時選んだのは、いくら小さい機会だったとはいえ自分の作品の上演で、それは今の活動にも少なからず繋がっている。もちろん別の道のことは実際に通ってみないと分からないことだけど、今の自分の道にたどり着くにはあの時にこっちの道に進んでいなかったらなかっただろうなーなんて思う。

なんだか運命の分かれ道みたいな話になってるけど、なんだかんだ考えた末に結局のところ思ったのは、大事なのはどの道を選ぶかよりも、選んだ道・与えられた道をどうやって充実させていくかってことなのかもしれないな、てのが結論。
うねうねうねうね、すみません笑。

最近美味しく食べたタコ。足がいっぱい羨ましい。



















ちょうど今色んな選択を迫られていて、まさに怒涛の取捨選択時期なのだけど、
ぬおーーー決められない、手放せないって唸っていたことも、
あーこういう事って、もしかしたら今の自分が思ってるみたいに、どのタイミングでか少しは後悔することがあるとしても、ちゃんとその道を充実させていたら10年後とか20年後とかには"この道でよかった"って思えるもんなのかもしれないなぁと思えて、少し気が楽になった。

勿論慎重に選ぶことも大事だけど、もっと大事なのはその後なのかもねー
と、こんなことを考えた最近でした。

そしてそして最近のこちらの状況は、ワクチン接種が少しずつ進んでいるお陰で、長かったロックダウンも少しずつ解除されていくプランが発表され、ついに5月19日には劇場も再開予定です。
劇場だけじゃなくて美術館とかレストランやバーののテラス席もこの日に解禁。
どうかみんながハメを外しすぎません用に。
そして、どうかこのまま抜け出せますように。

願う!