2021年1月29日

ぼなねー

まだまだ先の読めない日々が続いておりますが、2021年あけましたねー
なんと年女。丑年です。厄年でもあります。
どうなることやら。ほっほへーーー笑。

自作の牛カード。

















こちらは2度目のロックダウン解除後も夜間外出禁止令がずーーっと続いておりますが、クリスマスの24日の夜はクリスマスディナーを2件はしごで朝まで喋り続ける楽しい夜を過ごし(24日の夜だけ夜間外出禁止が解除されてました。さすがフランス、クリスマス第一。)、ぬるーっとしっぽり年越しをしたのちに、年明けすぐから秋に初演予定の作品のクリエイションに没頭しておりました。

考える人。















前にも少し書きましたが、Franck VigrouxのForêt (森) という作品です。
タケウチ、ソロです。

まぁソロといっても、舞台装置とか衣装とか映像とか照明とか煙とか音楽とかどわーーっと要素がある中のー要素としてのダンスで、舞台上には1人しかいないからソロって話なのですが、とにかく50分〜1時間舞台上で何かしてます笑。
贅沢なこったです。

またしても傷は絶えないし、謎の虫に襲われて身体中痒いし、
ボスにイライラすることも勿論あるし笑、待ち時間が長いし、
思うようにいかないこともあって↑の写真通り舞台の真ん中で固まってることもあるけど笑、他の要素のみんなとなんやかんや言いながら作っていく過程は楽しいし、
自分の感じたことを身体に落としていくのも楽しい。
去年から踊らない日が多く続いてるからか、クリエイションの時間が特に楽しく過ぎて言ってるような気がします。

衣装さんマルゴ作業中

















そーそー、最終日にテクニカルチームの若い男の子に「アヅサは踊る時に何考えて踊ってるの?」と聞かれました。すごい単純な質問だけど、答えるのはなかなか難しかった、、、というか自分のなかでちゃんと分析したことがなかったなぁと気付かされました。
その時は、うーーむと言いながらも「自分の前に具体的な風景をイメージしてみたりしてる時もあるし、置かれた状況でこの人だったらなにがしたいかなって考えながら動いてる時もある」的なことを言ったもののその後もなんとなく、そーいえば何を考えてるんだろうなーとぼけーっと。
踊る、と言ってもいろんな場面があるし、いろんな踊りがあるから難しいけれど、、、踊りってすごく抽象的なように見えて踊ってたり作っている本人としてはものすごく具体的だったりする。具体的なイメージとかキャラクターとか感情とか状況が、内側からだったり外側からだったり身体を動かして、踊りになっていく。
"何を考えてるか"ってやっぱり難しいけど、とにかくいろーーーんなものが常に頭の中を出たり入ったり、頭と心をいったりきたりしているんだと思う。
確かにそう言われてみると、他のダンサーたちの頭の中をみてみたい。
だれかこーゆーのを分析する研究してる人いるのかなぁ。

まぁとにかく、、、
この作品は1月の創作期間でほぼほぼの作品の形は出来上がって、今の状況が緩和されていれば4月に今回も訪れたReimsという街で中間発表的な公演もある予定です。コレ:https://www.manege-reims.eu/
4月のプログラム


















その後は、完全版の初演が秋。
秋くらいには劇場も通常モードに戻っていることを祈るばかりです。

ちなみに、2月半ばに公演予定だった自作はあえなく延期、、、
こちら幻のWebページ。
せっかくパリのみんなに自分の作品をみてもらえるチャンスがきたーーーと思ったものの、コレばかりは仕方ないこったです。
いつか見てもらえる日を願って。

今は"バリア"が最優先。