2015年5月14日

話題作。

やっと見れた話題作。
オリヴィエ・デュボワの「Tragédie」

















ここ数年のフランスのダンス作品でのヒット作。
2012年の初演当初から話題になっていた作品で、男女9人ずつの18人のダンサーが90分間裸で踊るという、ぱっと見の宣伝、言葉からしても気になる作品。

全裸で舞台上に居る事自体、日本では認められない事なので、日本では上演不可能な作品なのですが、フランスでは作品中で裸になるモノはよくあるのです。
むしろ、よくあり過ぎて、衝撃感はあまりない事態。

そんなフランスでも18人ものダンサーが全裸でがんがん踊るというのは、確かに珍しい。見ていて率直に思ったのは、人の身体ってその人の生活、性格で形成されるんだなぁーっと。もしかしたら逆の事も言えるかもしれないけど、とにかく人って面白いなぁと18人のダンサーを見ていて、ほーーーーっと。

作品全体としては、要らないかなぁーという部分が多々あり。ちょっと長く感じたのが正直な所。でも中盤の、身体のエネルギーが隠すものなく発散される、トランス状態でありながら細かい振付が保たれて、その中で何かが発散されて行くシーンは、ダンサーのキャパシティーの広さとと振付けの適確さに、ぞくっとしました。
ダンスで出来る事ってこう言う事なんですよねー、きっと。

珍しく真面目に見た作品の事を書いてみたのでしたぁー
チャンチャンッ。
先週ものすごく天気のよかったトゥールーズ。