話題作。

やっと見れた話題作。

オリヴィエ・デュボワの「Tragédie」

ここ数年のフランスのダンス作品でのヒット作。

2012年の初演当初から話題になっていた作品で、男女９人ずつの18人のダンサーが90分間裸で踊るという、ぱっと見の宣伝、言葉からしても気になる作品。

全裸で舞台上に居る事自体、日本では認められない事なので、日本では上演不可能な作品なのですが、フランスでは作品中で裸になるモノはよくあるのです。

むしろ、よくあり過ぎて、衝撃感はあまりない事態。

そんなフランスでも18人ものダンサーが全裸でがんがん踊るというのは、確かに珍しい。見ていて率直に思ったのは、人の身体ってその人の生活、性格で形成されるんだなぁーっと。もしかしたら逆の事も言えるかもしれないけど、とにかく人って面白いなぁと18人のダンサーを見ていて、ほーーーーっと。

作品全体としては、要らないかなぁーという部分が多々あり。ちょっと長く感じたのが正直な所。でも中盤の、身体のエネルギーが隠すものなく発散される、トランス状態でありながら細かい振付が保たれて、その中で何かが発散されて行くシーンは、ダンサーのキャパシティーの広さとと振付けの適確さに、ぞくっとしました。
ダンスで出来る事ってこう言う事なんですよねー、きっと。

珍しく真面目に見た作品の事を書いてみたのでしたぁー

チャンチャンッ。

先週ものすごく天気のよかったトゥールーズ。

PHOTOS vera ek ＋30ans

来年初演予定の２作品のクリエイションがあったこの４月。

ひとつは、ノイズ音楽と映像とダンスと歌によるグローーーバルな作品。
そしてもうひとつは、ダンスが主のノスタルジックなしみじみソロ。

タイプが全然違う作品に同じ時期に関わるのは面白いなぁと、
シフトチェンジに手こずりながらも、楽しき時間でした。

そして、じゃじゃんッ。














ⓒPierre Ricci


ソロの方の作品「Prière pour Vera Ek」（直訳だと「ヴェラ・エックへの祈り」）は、先週土曜日にトゥールーズで経過報告の公演があったので、素敵な写真も撮って頂きました。
去年の６月から始動して、セルビア人の演劇の演出家さんとこつこつ素材を集めてきたこの作品。外側は演出家、内側は私、という今までやった事のない創り方にぬおーーーっとなったりしましたが、真剣に向き合ってくれる、信用してくれる演出家さんのお陰でひとまず第一関門クリアです。
現時点で出来上がっている45分、珍しく汗だくになって踊りましたよー
作品の様子ちょくらご紹介です。

 

そして、そうそうこのクリエイション中にワタクシ30歳になりました。
あちこちでお祝いの言葉を頂いた皆様ありがとうございました♡
30歳だってーーー、へへへーーーっと、なんだか他人事の様な気もしつつ、
迷える29歳脱出してちょっとほっとしたりもしております。
正直に、焦らず、どーんと、楽しき30代にしたいものです。
皆様どうぞこれからも宜しくお願いします♡

PEACE