2017年11月18日

レジデンス

ちょろりひと段落。

9月末くらいからだだだーっといーろいろ立て込んでおり、
頭もカラダもあっちにこっちにだいぶ浮遊しておりましたが、
昨日トゥールーズでの一週間のレジデンスが無事終わり、気分的にここで一息。
ただいまパリに帰る電車の中で、ふへっとです。

今回もお世話になったThéâtre Garonne















これが2回目のレジデンスになる「kara-da-kara」
まだ初演はいつになるやら分からない我が新作なのですが、
実は前回のレジデンスの時のプレゼンテーションにあまり納得いっておらず、はてこの作品は良き方向に向かうのだろうかとこの数ヶ月うだうだ考えておりました。
そういえば、ブログでも5月のレジデンス報告してなかったな笑。

というのもこの作品、照明のインスタレーションとのコラボレーションという大きい課題があるのですが、前回の1週間ではその照明を知る作業だけでいっぱいいっぱい… にも関わらず、作品の可能性を理解してもらう為に、1週間の成果を公開せねばならぬというなかなかタフな挑戦だったのです。
そんな訳で、ダンス的には(照明はすでに出来上がったモノなのでそれだけで綺麗なのです…)まだまだ見せられる状況ではなかったモノを見せることになり、そしてなんとなく声をかけたら、トゥールーズのダンス関係の人々が思った以上に集まってくれちゃって、、、 ほほほのほ。
ダンスを期待して見に来てくれた人々からの反応は勿論のこと微妙…
自分的にも、踊った感じが微妙…
後から客観的に考えれば、そりゃそうだって話なのですが、やはりその後なんとなくもやもやとうだうだと思った訳なのです。

あっ、5月のプレゼンテーションの抜粋ここで見れます。
おっかなびっくり、どうぞ笑。
https://azzusatakeuchi.blogspot.fr/p/kara-da-kara.html

プレゼンテーション前。クレモン作業中。



















で、今回。
前回の反省をふまえての、ダンスだけの1週間。
やりたいことやって、やっぱり自分のカラダと向き合って、
地味ーに床ごろごろして、監督ムラダン(お助け隊のセルビア人演出家)と思うことベラベラ話して、踊って踊って。

ようやく良き方向に動き出したかな、と実感アリ。
昨日の劇場の人々を交えてのリハーサルで、ちょっぴり手応えアリ。

もちろんまだまだ作品としては成立してないけれど、私がダンスを通してやりたいと思っていること、お客さんと共有したいと思っていることが少しは伝わっている様子にただただ嬉しくなりました。そして、やっぱり自分は自分のカラダを通して色々発見して理解するんだな、とも再確認。
インテリぶってもインテリにはなれない笑。
やっぱり体当たりなのです。はっははー
嘘はつけないもんですな。

てな訳で、いつになるやら分かりませんが、完成版を公開できる日を楽しみに、いや、完成させられることをまず楽しみに、頑張りマーーーース。


おまけ / 最近の思い出。
① カステルッチ作品「Democracy in America」の挨拶後。
この解散感がスキ。














②ムニア作品のリハーサル。
 演出家息子(14歳)がセリフチェック監督。
セリフ覚えは訳がわからない。


















③ フランクの仕事で、Briveへ向かう道のり。
ほぼ火事。














④ 公演先Metzで照明家の髙田さんと奇跡の会合。
この三人はなかなか奇跡的。














⑤ いつもの Le Peryで久々会合@Toulouse
あっという間にママになった悠子ちゃんと、妻になったゆいちゃん♡
ハンバーガー完食後。