2019年12月25日

あっという間に年末じゃ

なんだかブログからだーいぶ遠ざかってしまっておりました。
一度書きたいなと思ったことを書きそびれると、そのままダラダラ遠のく遠のく、、、すっかりうっかりの年の瀬です。
そんな訳で、ちょうど年末だし、フランスはかれこれ3週間続くストライキで家にいることも多いし、あちこちからぽろぽろとそろそろブログ書いてーと言われることもあったので、久々に書いてみます。
読んでくれる方々には感謝あるのみです。アリガトウ。

ブリュッセルのマグリット美術館で見た青空。
冬のパリに青空募集中。





てな訳で、この数ヶ月何をしていたかというと、、、
ー オランジュリー美術館でパフォーマンス
30分超低速ダンス。<Glissement> de Myriam Gourfink














ー自作「kara-da-kara」をベルギーのシャルロワで踊る。
リハーサル中。変な格好で、なんだか嬉しそうな私。














ーダチョウクラ部、エクサンプロヴァンスでデビューを果たす。
(正しくは、太鼓のコンサートの中で踊りました笑。)
ヤーーー













と、まぁダンスの方はぼちぼちぼーちぼち。
オランジュリーでのパフォーマンスは、コンクリートの床の上での超低速は震えが止まらず散々でしたが、あの絵の中で踊れる事がとても嬉しかったし、シャルロワでの自作の再演もトゥールーズでの初演から9ヶ月越しというのもあって正直ドギマギキリキリしたけれど、本番は楽しかったし、嬉しかった。
フェスティバル・ドートンヌにシャルロワダンス。
フランスに来たばかりの自分からは考えられない場で踊る機会がこうもさらっとやって来てくれた事に、こんな時ばかりは神様仏様に感謝します。
2008年、初めてオランジュリー美術館に行った時。
with 母。2人ともやはり若い。
















しかーししかし、人生神様仏様に感謝すればいいものでもなく、自分の作品を再演する、回していくってどんなに大変なことか、思い知らされ中の現在です。
今現在、私は自分のカンパニーは持っておらず、<kara-da-kara>はトゥールーズのThéâtre TATTOOという演劇のカンパニーが製作する作品として作品を回し、事務的な処理は初演をした劇場に一部委託、大体のやりとりは自分、、、という状況。
まだ全てを自分でやらなくて良い環境はありがたいのですが、それでもやること大量、ちんぷんかんぷん笑。お金のこと、テクニックのこと、売り込み、いろんな劇場とのやりとり、、、もちろんダンサーとしてやるべきこと、、、シャルロワでの公演の前も、ぬわーーーーーっとなっておりました。
いやー自分でカンパニーを何十年も回してる人々、本当に凄いです。

Charleroi Danseの前の看板。
2019の右横にうっすら私居ます。















そして公演を終えた後も、精算の件でごちゃごちゃわちゃわちゃ、、、最近やっとシャルロワの件がひと段落し、3月のセナールとエクサンプロバンスでの公演に向けて準備を始める今。もちろん次から次へと問題が起こる。なーぜーーーー笑。

まぁそれでも、こうしていろんな土地でこの作品をたくさんの人に見てもらえることは嬉しいこった。シャルロワでは、ベルギーの友達の顔もちらほらあったり、観客の中にいたちびっこたちがいくつかのシーンの真似をして踊ってくれたりしたのもとても嬉しかったし、そして何より、私の作品の活動を支えてくれている2人( TATOOのムラダンと、シャルロワのディレクターのアニー)がその場にいて、改めてこの作品を見て笑顔でいてくれたことはなんだかジーンとしました。
ムラダンとアニー、公演後の一杯。














正直ぬはーーーーとなりすぎて、次の作品を作る、、、とかこの作品の売り込みどうにか頑張ろう、、、とか、どうでもよくなる時もあるのですが、支えてくれる人々がいること、自分の作品から何かを感じ取ってくれる人々がいることを喜びに、マイペースにでも進めていけたらなーと思っております。

なんだか思ったより、感謝と今後の抱負を述べるブログになりました笑。
年末ですからねー
2020年もあと1週間始まっちゃいますからねー
そして、なんと今日はクリスマスですよー

めりーくりすますー、そしてよい年末を。
今年見たサンタ、NO.1@スコットランド




2019年9月20日

ナツ →→→ アキ

パリ→フランスの田舎→ブダペスト→東京→宇都宮→東京→名古屋→茅ヶ崎→下関→仙台→東京→宇都宮→新潟→宇都宮→パリ→フランスの海→パリ
という、気が狂ったように移動した今年の夏。

正直夜中にどこに寝てるのか分からなくなったりする時期もありましたが笑、
関東圏外の長らく会えてなかった友達にも会え、


たぶん5,6年ぶりの再会
with まなみさん+ゆあちゃん@仙台
大人を出し抜いて、可愛いポーズ決める6歳。さすが。






















状況がわけわからないけど、
我がおしゃべり友達まいちゃん@名古屋





















祖母・叔母孝行もし、
全然似てない似顔絵笑














墓参りもし、
どーした訳か、墓に似合わないヒト。


















割と多くの時間を家族と過ごし、
父の故郷・ニイガタ














今年の夏もお腹いっぱい。
やっぱり夏は好きな季節です。暑いけど。


そしてこの秋は、、、
嬉しきことに大きなフェスティバルでどどんっと踊る機会アリ。
フランスに来てから何本作品見たかなーってくらい通いに通っているFestival d'automneと、ベルギーのダンスシーンで有名なシャルロワダンスのビエンナーレ。
どちらも大きなフェスティバルだし、
個人的には、え?まじで?私?踊る?って感じですが笑、
ワクワクとドキドキとがずほーーーーんと入り混じって楽しみしかない現状です。

Festival d'automneでは、モネの睡蓮で有名なオランジュリー美術館で、Myriam Gourfinkの < Glissements > という作品を、
https://www.festival-automne.com/edition-2019/myriam-gourfink-glissements




Biennale de Charleroi Danseでは、自作のソロ< kara-da-kara >を踊ります。
https://www.charleroi-danse.be/evenement/kara-da-kara/
右のカタログはまた別の劇場のモノだけど笑。


















4月にポンピドゥーセンターで踊った4時間作品の30分バージョンと、
1月にトゥールーズのThéâtre Garonneで初演した我が新作。
数ヶ月の時を経て、またどーやって楽しめるかを捜索中。

そんなタイミングで我らが監督ムラダン(演出家)から電話でいい言葉。
「結果じゃなくて、経過を大事にしたほうがいい」
たーしーーかーにーーーー、ってすんっと納得できる言葉でした。
前に踊った時の結果だけをなぞるのじゃなくて、今の自分がまた経過を味わう。
9ヶ月越しの再演で、ぬおー、初演の時のあの感覚で踊れるのかなーと少し不安になっていた私を見抜いてる。さすがです、監督。
監督ムラダンとの音楽作ってくれた山口くん















てなわけで、フェスティバルの秋。
Glissementsの方は既にチケット完売してしまっているのですが、
ベルギーの方はまだあるはずです。お近くの方ぜひぜひ。
頑張りマーーーーーーーーース。

kara-da-kara ⓒ Pierre Ricci


2019年8月26日

だんす

ある番組を見て思うところがあったので、覚書。

大雑把には、"ダンスっていいなー"ってやつです笑。
(この度は完全にダンスの話です。夏休みの遊びっぷりはまた書きます。)

フランスの公共放送の番組で、Abou Lagraaという振付家を取り上げた番組。
フランスの人は後何日かならこのリンクから見れるかな。
https://www.france.tv/france-3/l-heure-d/
番組自体は、彼のクリエイションを追うドキュメンタリー。
フェイスブックで友人がシェアしていたので、ふと見始たのですが、んーーーなんだろう、そうそうダンスをやっていて面白いことってやっぱりそこだよな、って。
↑これだけだと、本当に訳わからないに違いないのですが、、、笑

番組の中での彼の言葉 "trouver un état de danse" (= ダンスの"状態"を探す )
少し続けると、
"Trouver un état de danse même quand on fait une arabesque ou une attitude, c'est un état, comment on entre en tant que danseur sur plateau. " (= アラベスクやアチチュードなどをしてる時もダンスの"状態"を探して。ダンサーとしてどうやって舞台に入るか) * アラベスク&アチチュード=バレエの型・動き

本当に初歩的なことだけど、本当に大事なことだと思う。
運動としてのダンスとホンモノのダンスの違いはやっぱりそこなのかな、と。
ダンスを始める時、どうしてもまずは技術としての上達が望まれる。何回回れる、とかどんだけ飛べるーとか、こんなテクニックができるーとか。
もちろんそれも大事だし、まずはそれらのベースである動きができるのはダンスの幅を広げる意味では大事なことだけど、"踊る"とはそれだけじゃない。

そして、この言葉の後に出てくる1人のダンサーのダンスに涙ポロポロ。
たぶん元々ある振付のなかで "état"(状態)を探して踊るという指示があったのだと思うのだけれど、それまでの映像の中でみるダンスとは全然違う。
踊り終わってそのダンサー号泣・振付家涙、、、
人が心を動かされるってそーゆーことだよな、
やっぱりこれがダンスだよなーーーーって嬉しい再確認でした。
とはいえ、この振付家も涙を流しながらも言っていたけど、、、
常に感情的になればいいって話ではない。
感情的に踊る、とか、入り込むとかじゃなくて、その動きの中にあるものを探す。
いい番組が見れた。満足。

ちょうど夏のバカンスに入る前に参加していたワークショップでも似たようなことを感じる機会があったのに、夏休みで飛び回って遊びまわってるうちにうっかり忘れるところだった。ダンスに心動かされるって実際すごくレアなことだけど、夏を挟んで"ダンスっていいなー"って思える、思い直せる何かに出会えてよかった。

WSでの一瞬@vatan


2019年7月8日

ちょこちょこちょこちょこ

更新しないままになってしまったので、、、
ここのところの、ちょこちょこちょこちょこ仕事。

なんだか不思議なもので、4月末までの怒涛のクリエイション続きの日々が遠い昔のように、この数ヶ月はちょこちょこちょこちょこ色んなことをしています。
なーんもないなーと思っていた日々ですが、なんだかんだなんかアル。
そして、なんだかんだ楽しんでます。

6月の頭には、思わぬきっかけでソロ emotional intelligenceを野原で踊り、
素敵なお客さん達に出会えた会。
パフォーマンス色の強いこの作品にぴったりの場でしたー














Fête de la musiqueではひょんなことから懐かしのお兄さん達と共演、
コントラバス・ケンタローさんとサックス・サトルさんとのトリオ。
なんと10年ぶりの共演。
インプロで20分、楽しかったー

















そして、昨日はあるイベントでパリ拠点の日本人ダンサーズとの楽しき共演。
笑い続けた、フラフープ部。私、一応部長。
なかなか一緒に踊る機会のない皆と踊れた。部活満喫。



















ずしーーーんと肩に荷がかかるクリエイションとはまた違ったスタンスで向き合うダンスはそれはそれで面白くて、それでも、どんな場所でも状況でも、その時その時に踊るスイッチの入る自分にへへへって思ったりなんかして、やっぱり踊るって面白いなーって実感しています。
見てくれる人の存在で、見てくれる人の違いで、やっぱり変わる。
そして、そこにどう合わせるか。何を求められるか。
どんな条件でも、どんな場所でも、それを探していたら楽しめるのかなーとも思える、このちょこちょこちょこちょこ期間です。

そーこーしているうちにあっという間にナーツーダーーー。
この夏は、あと数週間こちらをふらふらした後、日本です。
今回は完全に家族行事メインですが、日本の湿気カモーーーン。
都合が合いそうな皆さまカモーーーン。
どんな形でか、お会いできるのを楽しみに。

へへへへっへ

2019年5月5日

ツナガル1週間。

いろーんなタイミングで、偶然にも生とは、、死とは、、を考える1週間。
(急にどうした?って思うかと思いますが、私は元気です笑。)

先日の誕生日の日に、クルトとフランクが祝ってくれた。
34歳になりました。















というのも、今週頭にトゥールーズ時代の恩人が危篤と連絡あり。
そして、翌日には訃報。
きっと連絡を受けたみんながみんな100%びっくりする、急なさようならでした。

1月にトゥールーズで会ったのが最後。
公演を観に来てくれて、終わってすぐ真っ赤な顔して飛びつくようにハグに走って来てくれた姿が忘れられなーいなー あんなに元気だったのに。
これまでたぶん全ての作品を見てくれてると思うけど、私の作品を見て、あんなに喜ぶ彼を見るのは初めてでした。正直で、まっすぐで、愛に溢れた素敵なヒト。
何より、彼のおかげで今だにフランスで生きられてると言っても過言じゃない。
色々助けてもらいすぎていて、なーんの借りも返せてない感がとても寂しいけど、
きっとニヤニヤ、パイプ咥えながらどこかから覗いてくれるんだろうなーと思う。

" EVERYTHING WITH EVERYONE ALL OF THE TIME "

そんな中で見に行った写真美術館のCoco Capitanの作品にあったヒトコト。
タイミングもあって、どーーーーんときた。


















そうそう、いつもみんなどこかにいてくれてる。


霊感とかぜーんぜんないけど、あの方々、都合のいい時だけふらふら遊びに来てるような気がいつもする。もちろん"実物"としてカラダがないのは寂しいけど、また新たな付き合い方って思えば、寂しさ5パーセントくらいオフできる。
ちょうど5月3日が兄の命日だったのもあって、それも重なるツナガル。
うん、とりあえず、カレー食べよ。

激かわアニとつぶらな瞳の私。



















そーーーしてそして、同じ写真美術館のRen Hang展もこれまたピタッと。
中国という抑制された国で、ヌード写真をアートとして撮り続けた作家。
29歳で亡くなってしまったのだけど、
「身体は恥ずかしいものじゃないのに、なんで隠さなきゃいけないんだろう?」
っていう彼の言葉が印象的だった。
体の存在とか構図とかどこかダンス的で、生々しくて、そしてチャーミング。
ぱっと見すごく奇抜なところを狙っているようにも見えるけど、きっとカラダってものを追求していくうちにシンプルにそこにたどり着いたんだろうな。それが彼の方法だったんだろうなって思えた。

なんだろう。
"kara-da-kara"の中でも自分なりに向き合ったテーマだったけど、
カラダとは、肉体とは、人にとっての死とは、生きるとは、、、
ほぼ同世代の2人の作家が、それぞれの方法で表現として探していることが、凄く共感できたし、嬉しかった。そして、既に自分の表現方法を見つけられている彼らはすごいなーって。日々考えていることをどう表出させるか。ふむ。
まだまだまだまだ探すことがいっぱいだーーー。がんばろ。

そんな訳で、偶然にもいろんなことが重なって、繋がって、
生とは、、死とは、、カラダとは、、を考える1週間だったのでした。
この暇な時期に、いい課題頂いた。
全ては必然。アリガトウ♡

R.I.P. Paul-Eric♡









2019年4月7日

POISON → Glissement d'infini

東京でのPOISON終わって、しゅぱーっと翌日フランスへ。
なんだかあまり整理できぬうちに、次の公演へ向かっております。

それでもひとまず、「POISON」観に来て頂いた皆様ありがとうございました。
いつか東京で踊れたらいいなと思っていた作品を、
4年の時を経てこんな形で踊れたこと、
昔から観てくれている方々、初めて観て頂いた方々、
いろんな場所で知り合ったたくさんの方々に観ていただけたこと、
すごく嬉しい機会でした。

そしてなにより、POISONクリエイターの皆さんとの日々は最高でした。

POISONのミンナ集合


















毎日なんだかんだわーわーわーわー言って稽古してた日々が既に懐かしい。
結構みんな好き勝手なこと言う現場だったけど、
なんだかんだ笑って、踊って、なんか食べてた。おやつテーブルに集合してた笑。

日本の休憩 with 寿司














ボソボソ口から何かこぼして弁当たべるさとちゃんと、
なんだか急にもっともらしい事いい声で言ってみてるアイチくんと、
無の日とゲラゲラ笑う日の差の大きいよしかちゃんと、
毎日几帳面に稽古着畳んで定位置に置いて帰る無敵のコウチくんと、
そんな皆をなんだかんだ観察しながらも誰よりも独自路線ゆく素子さん。
皆それぞれに繊細で、強くて、自分がアル素敵な人々でした。

素子さんからのプレゼント♡














実は帰る日空港で、なんか急に寂しくなって泣いたよ笑。
素敵な人々に出会えたことに感謝です。
アーリーガトーーーウーーー、ミンナーーーー
スタッフの皆さんも本当に皆素敵な人々でした。
本当に本当にシェイシェイ。サンキュー。ダンケシェン。



そーしてそして、ささっと帰って来た理由はきちんとありまして、、、
来週末?今週末?、4月12,13,14日踊ります。
< Glissement d'infini > (=終わりのない移動)
超低速で4時間!ふふふふふ

トゥールでの朝。














POISONから全然違う質のダンスへのチェンジと言うこともあり、まぁ大変。
初日の部分リハで他のみんなより15分早く終わってしまい、、、撃沈。
そして、1回目の4時間通しリハでは3時間辺りで急なエネルギー切れ。
どうにか4時間やりきったものの、終わった時には顔面蒼白、、、で撃沈。

これまで踊る前に食べるものとか、ほぼ気にせずに踊って来ましたが、
( 米を食べる、、、くらい笑。)
こればっかりは危機を感じて日々研究しております。

レジデンス中のみんな用ゆで卵、、、@トゥール















そんな訳で日本から帰って来て、
パリで少しリハ、その後トゥールというパリから2時間くらいの街で最終レジデンスを経て、あとは本番あるのーみーーーー
4時間 x 3日@ ポンピドゥーセンター

はて、どんな4時間になりますかねー 不安もありつつ今から楽しみです。
お近くの方、是非に!
https://www.centrepompidou.fr/

フランスの休憩 with コーヒー@外












2019年3月19日

POISON モウスグ。

日本に帰って来て丸っと1ヶ月。
毎日スタジオにこもり、わいわいリハの日々もついに昨日でオワリ。
明日からは劇場です。

ついに今週末。
4年前の豊橋での初演からパワーアーーップでお届けします。
おどりますよーー
うたいますよーーー
しゃべりますよーーー笑。

「POISON リ・クリエイション」





シェイクスピア博士のオドル役者・コウチくん
でっかいカラダのオモシロ・アイチくん
キレッキレの安定イケメン・サトシさん
かわいい顔して笑い声どでかい・ヨシカちゃん
そして、破壊力ダントツの我らが素子さん。

種類別の6人、、、
という感じの今回のメンバー。
本番どんなことになるかたーのーしーみーーーな、人々です。













ちなみに写真真ん中は衣装のスズキタカユキさん。
シェイクスピアを知ってる人も、知らない人も色々な角度から楽しめる作品なのではないかなぁと思います。ぜーひーにーーー。




2019年2月11日

完・kara-da-kara 初演

結局クリエイション中にブログ書く余裕なく、、、、
既に3週間が経過しましたが、「kara-da-kara」の初演無事に駆け抜けました。
※ 作品の事、こちらのページに整理しています。

無事終わったよ、の笑顔。表と裏。


















2ヶ月近くこのアトリエを占領して、クリエイションの日々。
遂にここから脱出かーと、最終日にパシャり。
kara-da-karaを一緒に作ってくれた皆です。
左から、
照明プログラミング&デザインをしてくれた優しき理解者・クレモン
へにょへにょ泣き虫ボス・私
日本から音楽作りにはるばる来てくれた救世主・晋似郎くん
照明プログラミング&音響・ビデオ編集までしてくれたムードメーカー・ハイメ

フランスらしからぬ、朝から晩まで。時によっては真夜中まで篭りました。篭ってくれました。特に照明チーム。最長の日は、朝3時までいたらしい、、、ごめん。

3時までいた日の翌日。この時も既に23時。
照明チーム、ハイメ+クレモン。















そしてそして、我らが監督・ムラダン。
初日に突撃現れた、我が母&弟と。














監督ってなんだって話ですが、プロデューサー&アドバイザー&喝おじさん&たまに話が長すぎてリハーサル妨害するヒト&美味しいもの供給してくれるムッシューetc...と様々な役回りを快く引き受けてくれる私たちのセルビア人監督です。

装置も特殊、舞台機構も特殊な作品を作ると言い出し、ソロなのに装置にお金がかかりすぎる、、、移動ができない、、、なんでそれが必要なんだ、、、とあちこちで皆にやーやーやーやー言われる中、初めの段階からいい作品ができると信じて作品を作らせてくれたこの監督ムラダンとこの劇場のディレクター・ジャッキーには感謝してもしきれないほど感謝あるのみです。

定番のピエールの写真
ⒸPierre Ricci























本番は、4回とも満員御礼で、毎回うれしき大きな拍手をいただけました。
毎回思うけど、やっぱりこの瞬間が一番嬉しい。
そして、最終日はまさかの号泣笑。
何回目かのコールで、立ち上がってまで拍手をしてくれるヒト、ヒューヒュー行ってくれるヒト、笑顔のお客さんを目にして、なにかがどわーっと。ブッサイクな顔で訳のわからん動きをしながらお辞儀する私を見てお客さん笑ってくれてました。

幸せなこったです。

自分で言うのもなんですが、「kara-da-kara」いい作品になりました。
自分にとっての"踊る"と作品がいい形で結びついたような気がしています。

本番中。手を使うのが続くシーンで。
客席の少年が、自らの手で遊ぶ。













今まで一人で黙々と作っていたソロ作品に、どーーーーんんと何要素かプラスされて一気にステップアップした感じ。人が集まるってすごいな、と思える経験ができました。
へなちょこボスでも、なんとかなった、、、
私にとっては、誰かと作品をつくるとは、、、と考える凄く良いステップでした。

うれしきことに、この秋以降に何度か再演がありそうです。
もっともっといろんな人に見てもらいたいなーーーー
日本でもできないかなーーーー
と、ただいま奔走中。
作ったら、今度は売り込みです。
へなちょこタケウチ、売り込み能力も皆無、、、ですが、
これも既にいろんな人が手伝ってくれてます。持つべきものは友達です。

そんな訳で、「kara-da-kara」どこかで見てもらえるのを願って、、、
プレゼンテーション動画をこちらで公開。
作品の様子というよりはイメージですが、是非。

2019年1月1日

2019年、第一目標。

2019年明けましたーね。
なんだかんだやっぱり新年はめでたい。
また新たな年を元気に迎えらえて嬉しいこったです。
今年もどこかでお会いする&お世話になる皆様、どうぞよろしくお願い致します。

2018年年末の傑作。
あちこち濃いめバニョレファミリー。















この年末はパリで、映画を見たり、美味しいものを食べたり、友人たちと笑ったり、ぼーっとしたり過ごしたのですが、
そんなぼーっとの最中素敵な記事を読んだので、シェア。
舞踏家、田中泯さんのインタビュー。
https://corp.netprotections.com/thinkabout/
オドルとは、カラダとは。

ちょうど先日、新作に関するインタビューを受けたのですが、
最後に「あなたにとってダンスとは?」と聞かれ、
それなりに考えた末に「自分をよりうまく説明する手段」と答えました。
しかし、んんんーーーーー
その夜なーんとなくしっくりこなくて、
なんか違うなぁと悶々、、、「訂正してください」と連絡しようかと思ったほど。

結局それはそのままにしてしまったけど、この記事を読んで、やはり違ったな、、、と確信しました。いや、100% 違う訳じゃないのだけれど、本当のところを探さずに答えたな、と。今更の後悔。

言葉で何かを求められると、それなりにモットモらしい、そしてみんながふーんって思えるような言葉を出そうとする自分がいる。
たぶん生来の面倒臭がりっていうのがひとつ。
訳のわからないこと言って、それを説明するのが面倒。
(それでも十分訳のわからないことは言ってると思うけど)
あとは、それを説明するだけの頭の整理が根本的にできていない。

もちろん今の時点で、自分にとってダンスとは、、、という100%の答えが出せるとは思ってないけれど、こんな風に言葉にも自分にも嘘なく自分にとってのダンスを話せるのは素敵だなーと思ったのでした。

言葉で説明できないからダンスをしているって思ってきたとこもあるけれど(そんな格好いいことではないし)、それとこれとは別物で、論理的でなくても、説明がうまくなくても、遠回りしても、伝えようとすれば伝わるんだろうな、と。
めんどくさいけど、めんどくさいのもタマには必要。
そんな訳で自分に嘘のない事実を、それに合う言葉を探して発することができるようになりたいな、というのが2019年第一目標です。
日本語でも、フランス語でも英語でも何語でも。

まずは難題、「あなたにとってのダンスとは?」を言葉にしよう。言葉を探そう。
少し整理できたらまた書きます。

楽しきイノシシ年になりますよーにー
福よコイコイ。今年もコイコイ、